津波被災地へ(2)南三陸町+RQ登米本部

蔵王PA、長者原PAで2回仮眠。築館ICで降り、登米方面に向かう。
登米のイオンショッピングモール。平常営業で、食料品等も十分な印象。
昼食をとって、13:30頃、登米市の某廃校小学校体育館に設けられたRQ登米現地本部に到着。
佐々木豊志さん(RQ現地本部長・くりこま高原自然学校校長)が、岡島成行さんと視察にでているとのことで、合流すべくちょうど同じ頃到着した東洋大学の高橋健介さんにご同乗いただいて、南三陸町方面へ向かう。海岸近くは壊滅状態で、また川にそってかなりの上流まで津波が押し寄せており、目を疑う。
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南三陸町の仮庁舎兼災害対策本部と避難所になっているベイサイドアリーナ(町立体育館)で佐々木さんらと合流。
WFP(国連食糧計画)のテントがボランティアセンターになっている。
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体育館内をみて、また目を疑う光景に出くわした。体育館フロアに全国から寄せられた物資が積み上げられ、避難住民はロビーや通路で生活しているのだ。
しかも物資は動きがみられない。
続いて海岸沿いの状況の視察。夏は海水浴で賑わっていた大谷海岸は鉄道も壊滅していた。
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避難所になっている小泉中学校でRQボランティアは、「ひまわりおじさん」の作った簡易シャワールーム、散髪ルーム、洗濯場の運営、気軽にお話しのできるサロンの運営などを行っている。
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RQの歌津ボランティアセンターに立ち寄った。ここもWFPの巨大テントを拠点にしている。
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ここでは懐かしい方との再会。(株)アミタ持続可能経済研究所の角新支朗さんだ。彼がかつて京大の院生だったときに、環境市民のボランティアとして活動しておられ、それ以来の再会だった。
17:00 RQ登米本部に戻る。
夕食ののち、19:20〜 全体ミーティングが始まった。ゴールデンウィークに入りこの日は100名近いボランティアがいる。
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総本部長の広瀬敏通さん(NPO法人日本エコツーリズムセンター代表理事)による「RQ市民災害救援センター」についての話、そして現地本部長の佐々木さんによるRQの特色や意図の話。佐々木さんは自然学校で子どもたちや青年達への冒険教育の実践をする中で「安全、安心な領域を出て、結果が保証されない領域へチャレンジしていく」ことが、こうした非常時においてはとても大切だという話。
各チームからの紹介と当日の活動報告が行われる。この報告を聞いて、翌日にどのチームやVCで活動するかを自分で決めるわけだ。
登米本部では
▼RQ東北j現地本部(宮城県登米市)
■ワークチーム:泥出し、ガレキの片づけ、家の片づけ・・・・多数
■フロアチーム:物資の仕分け、管理、荷受け
■デリバリーチーム:ドライバー物資運搬・ニーズ調査・被災地情報収集
■プログラムチーム:リラックスプログラム要因(話相手、ヨガ、足湯、マッサージ)
            幼児・子ども対象プログラム(読みきかせ・遊び)
            小泉チーム(通称:ひまわり温泉)
■食事チーム:スタッフ食事炊き出し・食材管理・調理・衛生管理
■専門(医師・看護師・臨床心理士・理容美容・各種セラピー)
■総務チーム:事務全般・記録・情報集約・渉外・広報・情報発信
などが活動している。
そして、沿岸部に置かれた出先機関であるボランティアセンター(VC)が3つある。
▼唐桑VC:気仙沼市唐桑半島エリアと気仙沼市内
▼歌津VC:南三陸町歌津・伊里前エリア
▼河北VC:石巻市河北エリア
環境共育事務所カラーズの2人は、さらに遠く離れた唐桑VC行きを決めた。翌朝、総勢9名で一緒に出発する。
就寝は体育館内に張られたテント。(私たちは自分のを持参。翌日からはさらに多くのボランティアがやって来るために、テントをたたんで「ごろ寝」の状態になったらしい。)
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では、オヤスミなさいまし。

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