京都市の梅小路公園に、内陸型水族館はいりません

門川京都市長とオリックス不動産が建設しようとしている「梅小路の水族館計画」に対して、疑問や反対の声が拡がっています。京都市が、異例のスピードですすめた「第三者委員会」での検討のさなか、市は「市民意見の募集」を行いましたが、その賛否は公表せず、開示を求めて請求された情報公開の中で、やっと「反対意見が7割以上」であることが明らかになりました。             
いま、市民からは、さわやかで平穏な梅小路公園と地域の環境を壊さないでほしいという強い声が出ています。海のない京都市になぜ「海の水族館」なのでしょうか。当初、市の財政負担はないかのような説明が京都市からなされましたが、観客用の駐車場や導入路の整備、下水工事には税金が投入される予定です。オリックス不動産の営利目的のために、なぜ市民の税金を投入するのでしょうか。生きもの虐待で問題となっているイルカショーにも批判の声が起こっています。
京都市は、オリックス不動産の声は聞くが市民の声は聞かないという態度をあらためる必要があります。私たちは、京都市とオリックス不動産に、市民の声を無視して梅小路公園での水族館計画を強行しないこと、そしてなるべく早く、同計画を断念するように求めます。
〇近隣住民により、りっぱな憩いの場に育てられた公園を乱す水族館はいりません。
〇歴史都市京都に、人工海水の内陸型水族館はいりません。
〇京都議定書の発祥の地京都に、温室効果ガスを大量に排出する水族館はいりません。
〇生物多様性条約に違反する疑いのある、イルカショーが呼び物の娯楽施設、オリックスの水族館はいりません。
〇災害時の広域避難場所である梅小路公園に、水族館はいりません。
〇地域の平穏な市民の暮らしを乱す水族館はいりません。
以上
呼びかけ団体:梅小路公園に水族館はいらない市民ネットワーク
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アピールに賛同します。公表(可・不可)です。(〇で囲んで下さい)
お名前(                ) 
団体・グループ名など公表できる肩書き(                   )
お返事は、これをお願いした方にお伝え下さるか、
または、取りまとめの榊原メイル y2sakaki@yahoo.co.jp or FAX(075-803-6050)まで、ご返送下さい。
*アピールは公表し、京都市とオリックス不動産へ届けます。(裏面に呼びかけ人・賛同者)
梅小路公園に水族館はいらない共同アピール
呼びかけ人・賛同者(4月4日)
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秋山健司(弁護士)、足立 明(医師・京の道と交通を考えるネットワーク代表)、飯田 昭(弁護士)、井坂 洋士(自営業・市民団体代表)、伊藤和弘(クルマ社会を問い直す会会員・出雲市在住)、岩佐英夫(弁護士)、大原悦子(とちぎ・市民の会)、岡田 知弘(京都大学教授)、押方伸子(とちぎ・市民の会)、片岡典生(医師・山科医師会)、片方信也(日本福祉大学教授)、川越義夫(小倉山を見つめる会代表)、蔵田 力(「住まいは人権」の実現めざす京都連絡会代表・建築家)、小林良雄(地域建築空間研究所代表)、小室千晶(会社員)、榊原義道(北山の自然と文化をまもる会代表幹事)、佐々木佳継(京都・水と緑をまもる連絡会事務局長)、佐藤 光良(株式会社汎綜合都市研究所横浜事務所)、四方功一(大阪成蹊大学芸術学部教授)、杉山廣行(みどり京都代表)、須黒雪枝(とちぎ・市民の会)、土橋 亨(映画監督)、中島 晃(弁護士・まちづくり市民会議代表)、中林 浩(神戸松蔭女子学院大学教授)、西村耕作(医師・西京医師会)、西村仁志(環境共育事務所カラーズ代表)、林田 力(「東急不動産だまし売り裁判」著者)、林 学(小倉山を見つめる会代表・仏文学者)、針原祥次(弁護士・景観と住環境を考える全国ネットワーク副代表)、久永雅敏(企業組合もえぎ設計)、本多昭一(京都府立大学名誉教授)、町田 寿二(元KBS京都ディレクター)、三宅善昭(浄土真宗本願寺派法林寺住職)、柳澤泰博(新建築家技術者集団東京支部)、右衛門佐美佐子(グリーンマップジャパン理事長) 

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