2008年07月 アーカイブ

2008年07月23日

【共催行事】第40回インタープリター・トレーニング・セミナー in 関西

1992年から毎年継続的に開催されているインタープリテーション協会主催のセミナーが、今年度も実施されます。

米国国立公園局のインタープリテーションの手法、日本国内の自然公園拠点での実践的経験からフィードバックされた体験重視のセミナー。

インタープリターとして自然教育を支えていく人材を育成しています。本セミナーはインタープリテーションの世界に初めてふれる人を参加者と想定していますが、同時にプロの養成を念頭に置いてデザインされています。

インタープリターとして仕事をしたいと考えている方はもちろん、学校や社会教育の場などでインタープリテーションの手法を活かしたい方など、幅広い方のご参加をお待ちしています。


【実施日】

2008年9月20日(土)〜23日(火・祝)) 3泊4日


【場所】

滋賀県立近江富士花緑公園(滋賀県野洲市)


【主催】

インタープリテーション協会(http://interpreter.ne.jp/


【共催】

自然教育研究センター(http://www.ces-net.jp/

環境共育事務所カラーズ(http://www.colorsjapan.com/

滋賀県立近江富士花緑公園(http://www.ohmitetudo.co.jp/karyoku/


【講師】

小林毅(インタープリテーション協会)、西村仁志(環境共育事務所カラーズ)

小田貴志(滋賀県立近江富士花緑公園)


【対象】

18歳以上(高校生不可)、解説経験や自然の知識がない方もOK。


【定員】

20名(先着順で受付けます。9月12日(金)までにお申込みください。)


【参加費】

60,000円(指導費、テキスト代、食費、宿泊費、保険など研修にかかる費用全てを含む。)

※ただし、現地までの交通費は、各自ご負担ください。


【内容】

インタープリテーションの概念と手法、解説素材の取り扱い方、

インタープリテーションの事例体験、コミュニケーション実習、体験学習法、

インタープリテーション実習、インタープリターの仕事概論など。


◎申込み方法

インタープリテーション協会ウェブサイト(http://interpreter.ne.jp/)の申込用紙をダウンロードしてご記入の上、下記事務局宛にEメール・FAX・郵送ください。

もしくは、申込用紙の必要項目をメールにテキストで入力し、送信してください。

受付後、申込受理のご連絡をいたします。


インターネット環境がない場合は、申込書をFAX/郵送しますので事務局までご一報ください。


◎事務局(お問合せ・お申込み先)

インタープリテーション協会(担当:仲上・古瀬)

〒190‐0022 東京都立川市錦町2-1-22 自然教育研究センター内

TEL:042-528-6595 FAX:042-528-6596 E-mail:aij@interpreter.ne.jp


投稿者 nishimura : 00:44

2008年07月22日

くりこま高原自然学校被災情報26 080722

皆様

 広瀬 敏通 :発


東北地方梅雨明け翌日の20,21日の連休に「震災エコツアー」が実施されました。

名称が分かりづらいという指摘で、「復興支援エコツアー」という

名称もくっついての実施でした。

災害地という非常時、被災者の辛さを除き見る不謹慎な観光!

という批判を覚悟の実施、皆さんはどうお考えになるでしょうか。

参加者16名中、新聞記者2名、教員2名、野外教育・環境教育関係者3名

親子1組その他など、さまざまな顔ぶれでした。

参加者から、「本当に被災地に入って迷惑じゃないのか?」という

疑問も出ましたが、2日間を通して多くの地元の方々と交流し、

現地もつぶさに見て、『私たちと同じように出来るだけ多くの人に

この土地に来てほしい、見て、考えてほしい』という感想に変わりました。


被災地は日常が破壊され、胸の塞がるような状況があり、それでも

希望を生み出して立ち上がる人の姿があります。その人たちを支えるのは

行政の復興事業だけではありません。それ以上に全国の人々の友情と

支援のアクション、励ましが支えとなります。

日本では被災した土地はその後、風評被害という2重の責め苦によって、

地域の産業や観光が長期低落を強いられます。

世界でもまれな災害多発国である日本に住みながら、隣の出来事として

他人事にしてしまうわが国の国民性は、近年とみに想像力を失った

社会になってきました。それが災害地や生活弱者を追い詰めています。


「震災エコツアー(復興支援エコツアー)」は、従来、ボランティア

として覚悟を固めて行くしかなかった被災地に、より敷居を低くして

訪問することが出来る方法として始めました。

参加者には、日本人として被災地の現場から学び、気づく多くの実りが

あり、被災地にも訪問者があることで多くのメリットや支援につながります。

なにより、被災した方々との顔と顔の語らいや案内を通して、

お客以上、親友未満の関係を作り上げることも、ねらいの一つです。

今回は、佐々木さんや自然学校のスタッフの皆さん以外に、

文字地区(耕英の直下)の郵便局長さんがマイクロを運転しながら

詳細に地区を顔パスで案内してくれました。

復興の会会長の大場さんも夜、顔を出してくれ、住民の現況について話してくれまし

た。荒砥沢ダムの主、『さくらの湯』主人の大場さんは、ダムの崩壊を肉眼で見た

唯一の人でしたが、そのときの様子をありありと語ってくれました。

神戸の住人で阪神以来欠かさずボランティアをしている『ひまわりおじさん』の

荒井さんは、今回は『お茶碗プロジェクト』を組んで、耕英、花山の被災者に

まさに仮設に移るタイミングで、全国から寄せられた6〜7百箱の食器を

配り、驚くほどの流れで、食器の大きな山が消えていきました。この荒井さんの

ボランティアとしての生き方を深夜まで聞かせてもらい、みんな胸を強く

打たれたようです。今回の参加費は実費を半分に抑え、残りは支援金としました。


被災地訪問のツアーは中越や能登、福岡の震災でも組まれましたが、

今回はまだ、ボランティアの活動段階でのツアーで、被災者自身との

交流に時間を割いたツアーでした。これからの国内の災害復興支援の

スタイルの一つとして、大きく参考になると思います。


次回は8月30〜31日の土日です。

現在、立ち入りが出来ない耕英地区には入れるか否かは分かりませんが、

入れればおそらくボランティア作業も体験することになるでしょう。


耕英地区住民が入っている伝創館は21日に全員が仮設住宅などに疎開し、

避難所の閉鎖が行われました。これまでは一箇所に身を寄せて避難してきた

住民ですが、これから仮設で個々の生活に変わります。この仮設も

2年間という期限付きです。

先の見えない疎開暮らしで仮設入居は孤立の危険も過去、多くの事例が

あり、けっして、避難生活の進展とは言い切れません。

今後、私たちの創意工夫を活かした支援をつくる必要があります。

くりこま耕英の皆さんのためにではなく、明日の私たち自身のためにです。


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広瀬 敏通

転載:河北新報「栗原「伝創館」役割終える 避難所から全員退去」


 岩手・宮城内陸地震で、宮城県栗原市栗駒の耕英地区住民が避難していたみちのく伝創館(同市栗駒)が21日、住民がすべて仮設住宅などに移ったことから避難所としての役割を終えた。40日近くの間、住民の生活を支え、住民自身が復興の手だてを日々考える拠点になっていた。今後も住民は週1回集まって意見交換し、つながりを保つことを約束し合った。

 最後まで残った2世帯4人が近くの旅館にいったん移り、近く仮設住宅に入居する。住民ら十数人が感謝を込めて館内を清掃した。避難住民の女性(55)は「本当に世話になった。せめて最後にはきれいにして返したい」と話し、せっせと掃き掃除に励んだ。

 県内外から多数寄せられた激励のメッセージなどは館内でしばらく掲示を続け、その後住民で保管する。耕英地区の行政区長金沢大樹さん(65)は「復興を応援してくれた証しとして、耕英地区の施設に長く展示したい」と話している。

 週1回の集会は、住民が情報交換したり、行政が復興状況を説明したりするほか、住民が要望を伝える機会にする。金沢さんは「情報交換を密にしたい。みんなと顔を合わせ、元気かどうかを確認もしたい」と話す。

 イワナやイチゴなど地区に残した農水産物をふもとに移し、販売に結びつける計画などの話し合いは、支援者を交えほぼ毎日館内で行った。今後は住民主体の新組織「くりこま耕英震災復興の会」の中で進められる。

 同館には地震発生の6月14日、栗駒山で救助された観光客らも合わせて56人が避難。その後、耕英地区の住民中心に多い時期で30人前後が暮らしていた。栗原市内の他の避難所2カ所では、引き続き住民の生活が続く。
2008年07月22日火曜日

2008年07月18日

「くりこま耕英震災復興の会」

18日17時設立総会を開き、復興のための耕英地区民の組織が公式に発足いたします。
準備会を経て、開拓三世の若者を中心に公式ブログが発信を始めました。
ぜひここもチェックしてください。今後耕英地区の復興の活動の公式情報はここから発信されます。

2008年07月15日

転載:河北新報「耕英地区道路 年内に800メートルを建設」

耕英地区道路 年内に800メートルを建設

 地震で道路が寸断された宮城県栗原市栗駒の耕英地区に通じる市道馬場駒ノ湯線の優先的復旧を目指してきた県は11日、現在工事を急いでいる仮設道路とは別に、本設道路を建設し、年内の完成を目指すことを決めた。

 本設道路は被災前の道路の北側百数十メートルを通るルートで、長さ約800メートル、幅5メートル。周辺に複数ある土砂崩れの間を縫うように蛇行する。7月中旬にも発注手続きに入り、8月中旬着工を目指す。

 仮設道路は、被災前の道路の北側数十メートルの山林を切り開いて工事中で、長さ420メートル、幅4メートル。完成は7月下旬の予定。完成後も一般車両の往来はできないが、昼間の安全が確認されれば耕英地区住民らの通行は可能で、これにより陸路での一時帰宅が可能になる。

 本設道路の計画は11日夜、栗駒の避難所で開かれた住民説明会でも公表された。復興に欠かせない要路に開通のめどが立ったことにより、耕英南のイワナ養殖業数又貞男さん(56)は「正月を耕英で過ごせるのはうれしい。少しずつ元の生活に戻れるめどが立ち、元気が出てきた」と声を弾ませた。
2008年07月12日土曜日

2008年07月11日

くりこま高原自然学校被災情報25 080711

皆様


 広瀬 敏通 :発


?


6日の日曜日に、栗駒の伝創館避難所から戻っていらい、


私からしばらく日報を出していませんでしたが、耕英イチゴのジャムつくりが


急遽、今日行われました。


これは以前に一時帰宅した折に、イチゴ農家と自然学校スタッフとで


手に持てるだけのイチゴを収穫した際の分だけです。


一時帰宅は「収穫」などを目的にはできず、あくまで「手荷物」的に


持ち帰れた分ですから、量は限られています。


耕英地区の重要な特産物のそれも年に1回だけの収穫時期に


発生した地震のダメージをみんなで乗り越えようとする中で、


「収穫はダメ」というのは、酷い話だと思いますが、それはともかく、


一時帰宅の際に持ち帰った一部のイチゴは冷凍庫に保管してあり、


あとはジャム用のビンの到着待ちでした。


それがやっと届いたために、急遽、ジャムつくり〜瓶詰め作業が


行われました。決定が急だったためにこの日に向けて準備されていた


ジャム作りボランティア志願の方には、大半参加できない状況で


申し訳ありませんでしたが、今後の復興に向けた諸活動にどうぞ、


参加していただければと思います。


?


佐々木さんは昨日から東京の環境教育関連の会合などに出てきており、


地震以来、心配していた友人、仲間たちといつもの飲み屋で語らい、


だいぶ、リフレッシュしたようです。


?


既報の通り、栗駒での『震災エコツアー』を20,21日の連休に


実施します。


災害大国日本の被災地でおこなう災害教育はとても重要な意味を


持っているにもかかわらず、現状はボランティアなどの仕組み以外で


被災地に入るのは困難な状況です。震災エコツアーは災害や、


被災地に関心を持つ一般の方々がじかに被災者と語り合い、


現場に触れることで学ぶエコツアーです。


◆? ? 7月20日(日)〜21日(祝)の1泊2日


・? ? 集合解散:東北新幹線『くりこま高原』駅


20日10:45集合〜21日15時解散


・? ? 参加人数: 15名(小学生以上は参加可)


・? ? 参加費用:12000円(交通費別、宿泊などは無料)


・? ? 持ち物:着替え、洗面具持参


・? ? 申し込み、お問い合わせは日本エコツーリズムセンター事務局、中垣まで


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?


さて、前回の日報で住民の皆さんによる耕英地区復興の協議会が生まれると


報じましたが、併せて、被災地からの情報の発信体制も整う体制が取れ、


宮城県内のNPOの皆さん方の協力で徐々に震災と地域に関する情報の


収集と発信が行われます。これまで、佐々木さん自身のブログ


http://blog.canpan.info/master_kkns と、私のこの日報などで


現地からの生情報をお送りしてきましたが、これからは


佐々木ブログにくりこま高原自然学校自体のブログ


http://blogs.yahoo.co.jp/kurikomans が加わり、


さらに、上記の地元NPOなどの協力で協議会発の情報ツールも


始まりますので、私の日報は必要時だけの発行にします。


これまで、一方的に各メーリングリストに掲載してきましたが、


多くの反響を寄せていただきました。また、ダブって受信されていた方も


多いと思います。


それについてはお詫びとともに、心からのお礼を申し上げます。


?


災害発生時には地元行政はもちろん、既存メディアでさえも


的確な情報が得られず、多くの混乱した状況が生み出されます。


災害時に限りませんが、情報の不足や不信、混乱は当事者(被災者)と


一般市民の双方に無用の攪乱をもたらすし、パニックの原因ともなります。


地震発生直後から、出来るだけ信憑性の高い情報を取りまとめ、発信し、


災害地の被災者の心をつなぎ、災害地と外部の市民をつなぐことは、


今後とも重要な、NGO,NPOの役割となるでしょう。


?


皆さんからこの日報を通して声が広がり、寄せていただいた


《くりこま高原自然学校支援基金》は7月8日現在で345万7510円集まりました。


わたし自身、大変驚いています。


義捐(ぎえん)という言葉の真の意味で、皆さんがかなり『無理して頑張って』


基金に振り込んでいただいた様子が良く伝わり、頭が下がります。


この義捐金は、自然学校の復興とともに、耕英地区の復興活動にも


役立てていただけるように佐々木さんとも話し合いながら、


大事に使わせていただくようにします。


?


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広瀬 敏通

2008年07月09日

転載:読売新聞「来春のイチゴ復活へ、結束強める地震被災地…宮城・栗原」


 岩手・宮城内陸地震で避難生活が続く宮城県栗原市耕英地区の住民が、41世帯約100人全員の帰宅と復興を目指し、結束を強めている。

 自主組織を作り、来春のイチゴ栽培の再開を準備、道路復旧後のボランティアの協力も取り付けた。

 中心メンバーは、父親世代が開拓した土地を引き継ぐ「2世」ら中年たちだ。

 斎藤謙一さん(55)は、イチゴの復活にかける。夏は通常、来年用の苗の植え付けの作業期。農協を通じて、県の農業試験場などに植え付けを依頼した。「来夏までに戻る」。斎藤さんの言葉に力がこもる。

 耕英は、父直次郎さん(80歳で死去)ら満州(中国東北部)の引き揚げ者や、復員した農家の二男坊らが、地震で壊滅した「駒の湯温泉」を拠点に、ブナの森を伐採してつくった土地。一説に耕英は、「耕す英雄」の意。炭で生計を立てる時期もあったが、「いずれ食っていけなくなる」と鈴木共明さん(84)らが始めたのが、ナメコや高冷地に適した“初夏摘みイチゴ”の栽培だった。

 開拓者の背中を見て育ったからこそ、2世の斎藤さんや大場浩徳さん(47)らは、地震後も耕英に踏みとどまろうとした。2人は今、有志による「くりこま耕英被災復興の会」のメンバーとして、復興に向けた要望を行政側に訴える。引きこもりの若者らの寄宿舎「くりこま高原自然学校」校長、佐々木豊志さん(51)も中心メンバー。2世ではないが、阪神大震災のボランティア経験を持つ同世代で、静岡のNPOなど約10団体と協力関係を作った。大場さんは「今度は自分たちが耕英を作る」と張り切る。

(2008年7月9日15時00分 ?読売新聞)

日本エコツーリズムセンター主催 「震災エコツアー」

東北の数少ない自然学校のひとつとして活動し、不登校の子たちの寄宿や

山村留学、森のようちえんなど数々の取り組みを行ってきた「くりこま高原自

然学校」が、6月14日(土)の岩手・宮城内陸地震で甚大な被害を受けました。

エコセンでは地震発生当初から情報収集に務め、できるかぎりのバックアッ

プを行うべく行動しています。


いよいよ今月、震災エコツアーを実施します!

くりこま高原自然学校・校長の佐々木豊志さんの案内と、耕英の開拓の方々

との交流や語らいを軸にしたエコツアーです。

詳細は随時HPに掲載していきます。ぜひご参加ください!

www.ecotourism-center.jp/


○日時 7月20日(日)〜21日(月・祝)の1泊2日です。

○場所 宮城県栗原市

○集合 東北新幹線くりこま高原駅10時45分集合、

      または栗駒現地に11時15分集合

○定員 試行的に行う第1回目の募集人員は15名です。

○費用 調整中

○問合せ・申込み NPO法人日本エコツーリズムセンター

? ? ? ? ? ? 〒171-0031東京都豊島区目白3-13-20 DAIGOビル201

? ? ? ? ? ? TEL:03-3954-2239 FAX:03-3954-2203

? ? ? ? ? ? Mail: jimukyoku@ecotourism-center.jp


…………………………………………………………………………………

○佐々木豊志さんのブログ『豊志のくりこま高原物語』

? http://blog.canpan.info/master_kkns

○広瀬敏通さんによる「がんばろう耕英!がんばろう栗駒!」応援ブログ

  http://www.eco-tour.jp/ecotabi/modules/wordpress/?author=192



◆『くりこま高原自然学校支援基金』へのご協力をお願いします。

【郵便口座】(ATMからでも振込み可能です)

○口座番号: 00870−0−134900

○加入者名: くりこま高原自然学校支援基金

○振込用紙にはメッセージ欄がありますので 皆様のメッセージをお書きい

ただくと、くりこま高原自然学校のみなさんだけでなく、活動先の避難所の

方々にも予想以上の励みになると思います。何卒よろしくお願いいたします。

…………………………………………………………………………………

◆復興支援へのボランティアを求めています。

ボランティアの受付

【地域たすけあいセンター】(避難所にあるボランティアセンター)

Tel:0228-45-6092? FAX:0228-45-2116

e-mail: ganbarekurikomakouei@yahoo.co.jp

とくに現地からの「情報発信」を担ってくださるボランティアを求めています!

励ましメール・FAXもお寄せ下さい! 避難所に掲示します。

2008年07月08日

転載:毎日新聞「岩手・宮城内陸地震:宮城「耕英地区復興協」準備委に宇都宮のNPOも参加」

岩手・宮城内陸地震:宮城「耕英地区復興協」準備委に宇都宮のNPOも参加 /栃木


中越地震での経験生かし

 岩手・宮城内陸地震で41世帯全員が避難した宮城県栗原市栗駒・耕英地区の復興策を検討する「耕英地区復興協議会(仮称)」の設立準備委員会が7日、避難所の「みちのく伝創館」で開かれた。住民個々や有志らによる復旧事業を一体化し、早期復興を図る目的。04年の新潟県中越地震で被災地復興支援に加わった宇都宮市のNPO「災害ボランティア オールとちぎ」もメンバーに加わった。

 耕英地区では、これまで4回、自衛隊ヘリによる一時帰宅を実施。住民らが「耕英農水産物救出プロジェクト」と称し、イチゴや養殖イワナの活用法を探ってきた。ただ運搬方法などの面で試行錯誤が続き、正式に団体化して、行政機関や支援団体と連携を図ることにした。同NPOメンバーの青木秀子さんは「中越での経験を生かし、住民の役に立ちたい。よそものだからできることもある」と話していた。

 耕英地区は栗駒山ろくの三迫(さんはさま)川上流部に位置し、地区内の旅館「駒の湯温泉」で5人が死亡、2人が行方不明になるなど最大の人的被害が出た。【山崎征克、藤田祐子】

毎日新聞 200878日 地方版

2008年07月06日

転載:河北新報「全壊住宅は5戸 耕英地区被害調査 栗原市」


 宮城県栗原市は5日、同市栗駒の耕英地区で住宅の被害状況を調査した。全41戸のうち40戸を調査、全壊が5戸あった。避難生活を送っている地区の住民約40人が同日、一時帰宅したのに合わせて実施した。

 市、県の職員計28人が13班に分かれて調査した。立ち会う住民がいない場合は外観だけを調べ、いる場合は屋内も含めて調べた。
 農業大場浩徳さん(47)の自宅は、県と市の職員計3人が約30分かけて、家の柱や土台を調べた。職員は「柱が大きく傾くなど所々に被害があった。判定は後日になるが、『半壊』以上になるだろう」と語った。

 会社員新井秀夫さん(54)の自宅は、市の職員2人が状態を確かめた。職員は「ほかの地区の住宅も調べたが、耕英地区はとりわけ被害が大きい」と厳しい表情で話した。新井さんは「被害の大きさをあらためて実感した」と語った。

2008年07月06日日曜日

くりこま高原自然学校被災情報24 080706

皆様

 広瀬 敏通 :発


日曜日の避難所には神戸から来たコーヒーのサービス、

静岡からきた静岡茶のサービス、猿回しの慰問、

折々訪れるお菓子の差し入れなど、各地の善意が

集まります。しかし、これまでの震災被災地で見られた

フル稼働のボランティアセンターの姿はありません。

ここ耕英地区住民の避難所(約30数人)やここ以上の

収容となっている花山地区の避難所(約100人)などの

甚大な被災を蒙った地区がありながらも、

(※避難所に入らなかった被災者も多く、耕英地区は

過半数の住民が避難所ではない市内各所に個別に『疎開』

しており、情報やケアからの孤立が問題となりつつあります。)

既報した通り、地元行政(社会福祉協議会)は被災早々から

ボラセン設置をしないと発表しており、住民からの強い要望で

設置された唯一のボラセンである耕英地区住民の伝創館避難所も

表向きはボラセンではなく、『地域たすけあいセンター』という

名称であって、民間のボランティアが自主的に続々と各地から

集まって生き生きと仕事していく形とは趣きが異なります。

ボランティアの問い合わせに対しては、被災者や自然学校の

関係者という「枠」内で受け入れるという、きわめて消極的な対処です。


ボランティアという本来、自主的な意思に基づいた人々の活動センター

であるボラセンは、災害地の被災住民の各段階におけるケアと

被災地復興を目的に、自律的で住民意思に出来るだけ沿う形で

災害地地元の住民団体、行政と有機的な連携の下に運営されます。

それが行政一人の『認可』で設置されるかのようなスタイルは

あり得ない話ですが、近年は各地で徐々にこうした行政主導型の

ボラセン運営がいきわたり、民間の自律的な活動はときに役割を

否定されたり、強い制約を受けたりもします。

阪神淡路大震災時に150万人というボランティアの高まりをうけて、

国内に多様な民間のボランティア団体や専門機関が生まれました。

このうねりはNPO法を生み出す原動力ともなり、民間のもつ多様な力が

さまざまに反映して多くの成果が生み出されてきました。


一方、阪神後に、都道府県などでは行政(社協)による『災害ボランティア

コーディネーター』が続々養成され、膨大なマニュアルも作られて、

その果てには被災現地でもマニュアル通りに動かそうとするギクシャクが

随所に現れ、とくに中越の震災時では混乱が見られたりもしました。


さて、ここ栗原市の避難所では唯一設置されている事実状のボラセン

である伝創館の地域たすけあいセンターでは、派遣されている市社協の

担当の方も誠心誠意、役割を果たしており、佐々木さんら自然学校の面々とも

良好な連携を維持していますが、さまざまなノウハウを持った

ボランティアの結集が行えないために、被災当人でもある自然学校の

佐々木さん以下のスタッフがマンパワーを得られないまま、寝不足と緊張

を溜め込んで仕事をしています。


そこで、ボラセンよりも長期的、専門的な役割をも負える機関の

必要性が高まって、この数日議論されてきた『運営協議会』を

いよいよ作ろう!という声が今日、カタチになりました。


午後に行われた緊急の『協議会に関する住民話し合い』では

早急に地区復興のための統合的な機関である『くりこま耕英復興プロジェクト

運営協議会(仮称)』を設置することが決まりました。

わたしも協議会の役割やその効果、運営の方法などについて、

みなさんによく理解してもらえるように話しました。

設置がきまって、これからは本当の自主自立的な被災を乗り越えるための

組織が動き出します。まだ、雛形さえないような段階ですが、

佐々木さんと耕英の皆さんの熱い思いに沿った、全国の皆さんの

応援と協力によって、徐々に果たすべき役割を満たせるようになるでしょう。


同時に、これからの被災地での住民と専門機関との協力による自立的な

活動主体のモデルともなります。


出来るだけ早い段階で、情報や各種のやり取りの窓口として

協議会が動き出すでしょう。そこからの日報が始まるのを

機に、この日報の役割も終え、次のステップに移りたいと思っています。


今日の日報の最後に、既報した『震災エコツアー』の実施が

7月20(日)〜21日(休)の連休の1泊2日で決まったことを

ご報告します。

佐々木さんの案内と耕英の開拓の方々との交流や語らいを

軸にしたエコツアーです。詳細は追ってお知らせしますが、

ぜひご参加ください。

問い合わせは日本エコツーリズムセンター

jimukyoku@ecotourism-center.jp

TEL:03-3954-2239

までお願いします。


がんばろう耕英!

がんばろうくりこま!


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広瀬 敏通

2008年07月05日

くりこま高原自然学校被災情報23  080705

皆様

 広瀬 敏通 :発


梅雨明けのような猛暑に覆われた栗駒地区ですが、

今日はヘリによる4回目の一時帰宅が行われ、

お年寄りたちも初めてご夫婦で山(耕英地区)に登り、イチゴの水やり、

岩魚の世話、家屋の状況調査など行いました。

冬の寒さには強い皆さんが今日の暑さにはさすがに参ったようです。

それでもイワナ養殖池の水の入れ代えなどの処理に心が夢中で、

喉が渇いていることさえ気づかなかったと話していました。


生きものを育てるということの切実な姿がここに凝縮して

見えています。

イチゴもイワナも稲も本来は毎日、我が子のように世話を必要とする

生きものです。それが強制的に(明確な理由も見えないまま)

隔離され、面倒を見ることができなくなってしまったことが

ここの当面の大きな問題でした。


いま、耕英の皆さんは行政の指示で唯々黙々とすることよりも

自分の頭で考え、判断することで自分や地域社会の未来が作れるという

思いをつかみ始めています。

地域の歴史で前代未聞の震災に負けずに、未来を自分で作るという人たちを私たちも

長く応援していきたいと思います。それが日本の国に暮らす人間の当然の

あり方だと感じます。


イチゴは多くの皆さんからさまざまに支援の申し出をいただきました。

しかし事実は、それらに応えることができずに、あと1週間で路地イチゴが

みな黒く腐熟していきます。それまでに収穫作業をしたいという住民と

支援者の思いは行政の論理!の前に無念なことに叩き落されています。

それならば出来る方法が有るかも知れない!という思考が私たちの強みです。

黒く腐熟したイチゴでも死んだイワナの稚魚でも強くメッセージを訴えること

は出来ます。


今夕の住民の皆さんの話し合いでは、この数日、議論されている

長期的な活動を保証できる組織体制つくりが話題になりました。

活動対象が限定されているボラセンでも行政機関の自治会、区でも

上手に出来ない役割が今回の被災地で求められている仕事です。

それは、自律的な判断力を持ち、実行部隊を持つ体制です。

地域の住民を主体とした『復興プロジェクト運営協議会(仮称)』

が生まれれば、情報の受発信の一元化、効率化、外部社会との

連携窓口などが可能となります。これが従来の区と同じでなく、

かつ、公益的な役割を持てるために、被災地域全体の情報や

ニーズを取りまとめ、実用が生まれる仕組みを作ることが今、

求められています。

その動きは従来、これまでの地域社会に無いものなので、

向かい風も強いので、それに負けないように周りから扇いで

やることで離陸できます。

今後、ぜひ、この自律した協議会のたまごを皆さんの力で

支えていきたいと強く思っています。


マスコミの動きは日を追ってトーンダウンしていきます。

これでもし次の大きな事件が起きれば耕英や栗駒は世間の耳目から

消えていきます。

こうして数限りない集落が無念のうちに消えていったのでしょう。

せっかくつながりを持った栗駒耕英の集落や花山はじめ孤立した被災民家

を意地でも潰さない!という思いを現代日本に生きる私たちは

使命としてもつことなのかも知れません。


全国各地で写真展を開催します。そのための写真を撮りためています。

『うちでも写真展と講演を!』という声をぜひ挙げてください。

いくら時間がかかっても実現します。

『震災エコツアー』も実施します。全国に耕英などの被災した開拓地の

ど根性を発信していきます。自然の美しさと恐ろしさ、開拓の心意気を

実体験で味わってもらいます。各地に栗駒耕英の理解者、友人を増やします。


これらのアクションはじめ、この被災地を消さないためのアクションを

ドンドン発信しますのでぜひ、お手伝いください。


問い合わせが多い『ジャム作りはいつ??』については、

この一両日中に日程が出る予定です。

これにもボランティアをお願いします。


がんばろう耕英!

がんばろう栗駒!

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広瀬 敏通

2008年07月03日

くりこま高原自然学校被災情報22  080703



皆様

  広瀬 敏通 :発


今月5日と設定した「イチゴ収穫作戦Xデー」が急遽、延期になって以来、

さまざまな不安や徒労感の漂っていた耕英地区住民避難所の伝創館でしたが、

昨日、災害関係の民間専門家、研究者の方々が集まり、住民50人と

2時間に亘って意見交換をしました。

このミーティングは住民の皆さんにとっても佐々木さんにとっても、

ターニングエポックとなるいい刺激を得られたようです。


阪神の震災以来、さまざまな復興基金や助成事業が作られましたが、

それらの制度は画一的な適用制度であるため、個々の災害の持つ、

きわめて特異な状況に対しては、逆にそれが壁となって、仮設住宅入居も、

修復費用補助も受けられない人が続出するという現象を生んできました。

道路修復一つとっても、住民にとっていかに重要な道であろうと、

その道が国道か市道かはたまた私道なのかという違いで、大きな差が出てきます。

開拓の村では自分たちで道をつけた人も多く、それは現状では修復すら

適わないということになります。


ようは、さまざまな復興事業がいくらあろうと、住民側から「こうしてほしい。

これが大事なんだ」という声が見えてこなければ、期待とは裏腹な結果しか

出てこないという話です。

避難所で座して悶々としているよりも、地区が声を合わせて、

復興に一丸となることで道が開けるという流れが住民の皆さん全体のなかに

浸透した話し合いになったようでした。


そこでさっそく今朝の住民集会では、「耕英地区復興協議会」(名称は未定)のよう

組織つくりをしようということになりました。

従来の自治会、区とは違う役割の住民組織です。

ここが対行政、社会への窓口となって、情報もドンドン発信して

いけるし、地区再建の取り組みの核となる組織として役割を作っていけるでしょう。

先の見えない住民の皆さんにとって、『自分が動くことで周りを動かす!』

というシンボルにもなります。


現在、今年度の主要作物であるイチゴの収穫は極めて厳しい状況下にあって、

焦燥も悔しさもありますが、前向きなアクションを着実に作ることで

それを乗り越えていけるでしょう。


Xデー延期決定にともなって、佐々木さんが行政に対し、辛らつな意見を

強く述べたことが結果として、厚い壁に小さな穴を開けたようで、

明日の夜に、道路開通の見通しなどについての説明会が突如、

開かれることになりました。

情報は本来、隠すべきものなどありません。歴史上のさまざまなパニックは

情報遮断によって起きています。

今後とも、こうした説明会や話し合いの場が持たれ続けることを期待します。


皆さんから寄せられた『くりこま高原自然学校支援基金』(郵貯)は

熱いメッセージとともに実の多くの方々が応えてくれ、

驚くほどの義捐金が寄せられています。

本当にありがとうございます。佐々木さんも『泣きそうだ』と

つぶやいております。


がんばろう耕英!

がんばろうくりこま!

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広瀬 敏通


2008年07月02日

くりこま高原自然学校被災情報21  080701

くりこま高原自然学校被災情報21  080701


皆様

 広瀬 敏通 :発


急なお知らせです。

昨日の日報でイチゴ収穫作戦の実施を、7月5日収穫、6日ジャムつくり

とお知らせしましたが、今夕の住民会議で延期が決まりました。

7日以降に再度,トライを続けますので、お報せをお待ちください。


今日現在で、栗原市当局が立ち入り解除をおこなう可能性は伺えず、

かつ、徒歩で耕英に入ることも許可しない、たとえ許可しても

一般ボランティアは駄目だという「ダメづくし」であることから、

5日の実施は断念せざるを得なくなりました。

5日という設定は、道路工事の進捗や余震の沈静化などもありますが

なによりも耕英イチゴの収穫がタイムリミットという被災農家の

生活を賭けた最後の望みでした。

これを実現できるよう、市に足を運び、話し合ってきましたが、

結果は上記のように、被災者、農家の思いに応えるものではありませんでした。

栗原市当局は今もなお、災害対策本部(市に設置)での議論を

被災住民、ボラセンに情報公開せず、耕英地区住民としてはメディアの記者から

断片的に情報を得るという信じがたい展開になっています。


災害時の行政当局の災対本部は混迷と一種、悲壮感すら漂う場

であることはこれまで、神戸各災対や中越の川口町で経験してきましたが、

今回の栗原市役所の御殿のような大きな庁舎内は、地震の影も微塵も無く、

職員は通常業務を行っています。

今度の地震被害はピンポイントで起き、開拓の耕英地区と、一部、

市郊外の花山地区を襲いました。それ以外の市街地はまったく無傷と

いっていい状況です。

こうしたことが市の当事者意識をすっぽり欠如させていることは容易に

伺えます。


市職員にはこれまで耕英の開拓農家にシンパシーをもって支援してきた方や

地縁血縁的につながる方もいることから、彼らに迷惑をかけられないという

判断も住民の皆さんの中にあったようです。

日本の中山間地では、住民と行政の関係が「うえした」であることは事実ですが、

「した」が困っているときに「うえ」がこれほど消極的で結果、助けてくれないこと

はあまり無かったのではないでしょうか。


いずれにしても、苦渋という表現の延期決定でした。

支援していただいている皆さんには、5日の収穫延期はともかく、

可能な日程があれば、ぜひ避難所に顔を出して、みんなで応援している姿を

住民の皆さんに見せていくことも大事な励ましです。


なお、私たちは、JEEF、日本エコツーリズムセンター、ESD−J、

CONEなど自然体験活動に関わる全国組織の連名で、耕英地区と

くりこま高原自然学校を支援する陳情書を、国交大臣、宮城県知事、栗原市長

宛てに出す準備を進めています。


また、多くの企業、支援者の方からイチゴジャムの買取や販売協力を

申し出ていただいています。本当にありがとうございます。

今後ともよろしくお願いします。


がんぼろう耕英!

がんばろうくりこま!

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広瀬 敏通

2008年07月01日

イチゴ救出作戦Xディーは延期

以下、佐々木豊志さんからの情報を転載します。


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「イチゴ搬出プロジェクト」の5日スタンバイは延期いたします。

理由

その?立ち入りの規制の解除が望まれないこと。・・・・天候やその他のもろもろの条件で解除は期待できないと判断した。
避難指示の区域への立ち入りの許可には、雨の天候後の晴れた日に市役所の職員が安全をチェックし安全確認をした後に許可を出す手順がかかる。
現在の天気予報では4日が崩れるようです。したがって5日はほぼ100%不可能でその後の天候にゆだねたい。

その?仮に立ち入りが解除されたとしても、顔が見えるボランティア出なければならないとい行政サイドの回答を得ているため。・・・・・この点は、地元の農協であるJA栗っ子が40名の搬出ボランティアを準備しています。

その?現時点では、対策本部では、徒歩で入る事をまったく検討の余地もなく、全く許可する意思がないと判断。
日々変化する現状を分析し、それに対して可能な対応策を地域住民と一緒に検討する気もないため、情報が入らないままのスタンバイはできないと判断。
対策本部と検討しながらスタンバイ作業ができないためスタンバイでいないと判断した。

以上の理由で5日(土)のXdayは延期いたします
7日以降の設定に変更いたします。

■従って、徒歩でのイチゴ搬出ボランティアは一般から募集できない状況になりました。
皆さんには、イチゴを搬出した後のジャム作りに手を貸してください。イチゴのへた取りとジャムの瓶詰めの作業では手数が必要になります。7日以降の情報を待ってください。

■全国からたくさん 5日に結集してくれる連絡を本当にたくさんいただきました。
スタンバイの準備をしてくださったありがとうございます。一時延期します。

■おかげ様でイチゴ搬出用の背負子は34個尾集まりました。
こちらでは、引き続きスタンバイし続けます。

くりこま高原自然学校被災情報? 080630

皆様 

 広瀬 敏通 :発


今朝、?報でお送りしたように、イチゴ収穫はタイムリミットを刻み始めており、

その期限は7月5日とはじきました。

7月5日には出来るだけ多くの方の参加でイチゴ収穫の人海戦術と

疲労の極みにある耕英地区の皆さんを元気付けるアクションをします。


今年の収穫が出来なくなった場合には、耕英地区の主要産業への

ダメージはとても大きなものがあります。ただでさえ、震災で開拓の集落

を維持することが困難な状況を突きつけられているときに、

今年の主要な産品すら駄目にしてしまうことは、経済的なマイナス以上に、

立ち直りへの希望すら断ち切りかねません。

にもかかわらず、イチゴ収穫を「万が一の際には市長の責任になる」(市収入役)

とする市の対応はすでに「人災」の領域といわざるを得ないでしょう。


佐々木さんらが今日、市役所に訪れ、道路工事の進捗や余震が収まってきた

経緯(強制退去措置の根拠は被災翌日の気象庁発表による

「今後1週間は震度6弱の余震の惧れがある」によるもの。

すでに被災後2週間たっている)などを含めて、

7月5日にイチゴ収穫作戦を行う旨を伝えましたが、

市からは「認可できない」ことを示唆されて帰ってきました。


市による強制避難措置はすでに根拠を失っています。

耕英地区では食糧、水、電気、ガスなど自給体制を持つ

開拓の暮らしなため、ライフライン(水、電気、ガス、通信)

の断絶のうち、通信だけが現在途切れているだけです。

これでは生活面にはなんら支障ではありません。

栗原市内との道が途切れていることも、すでに復旧工事が進み、

崩壊箇所は一ヶ所を残すのみです。ここは歩きの迂回ルートがあり、

特に危険はありません。

しかし、市は、歩いて耕英地区に入ることは何が起きるか分からないので

認められないという姿勢です。

かつて、道路が開通するまでの長いあいだ、開拓の暮らしは徒歩と車の

つぎはぎでした。これもなんら支障ではないし、危険は車道より少ないはずです。


2日は災害救援のさまざまな民間機関が耕英地区の避難所伝創館に訪れ、

効果的な救援の方法について論議します。これらの流れも踏まえて

耕英地区の正念場とも言えるこのイチゴ収穫(救出)作戦の成否も

見えてくるでしょう。


5日当日は東京発7時4分のやまびこ43号で、くりこま高原駅に

9時26分着です。ボラセンから車両を出しますので、作業しやすい服装

(スニーカーか長靴、帽子、雨具、タオル、水筒)でおいでください。

前日の4日から来られる方は寝袋持参で18時までに「みちのく伝創館」

においでください。くりこま高原自然学校の仮事務所で泊まれます。

夕食(夜食)は持参してください。周辺にはコンビニなどもあります。

6日もジャムつくりで多くの人手が必要です。

ぜひ皆さんの手をお貸しください。

申し込みは耕英避難所「みちのく伝創館」

「地域たすけあいセンター(ボランティアセンター)」内、

くりこま高原自然学校宛て、お願いします。


がんぼろう耕英!

がんばろう栗駒!

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広瀬 敏通