役に立たないフリーランスの話 その18.インターネット

 自慢するわけではないがインターネットの導入は早かった。開業当時にはすでにNiftyServeで電子メールを使っていたし、1994年にはプロバイダに加入して直接インターネットに接続し、翌1995年にはホームページを開設した。当時はまだホームページを持っている企業もそう多くなかったし、「Yahoo Japan」もまだなかった。

 活版印刷の発明が宗教改革(あれは社会の構造改革ですよね)をもたらしたように、社会のあり方をも変えてしまうほどの技術だという予感がした。それが個人でも利用できるとなればとりあえず加入し、活用を模索しだした。

 その後ドメイン名「colorsjapan.com」の取得、メールマガジンの発行、そして常時接続にもなって、フルに活用している。出張へ行っても携帯でモバイルできるし、海外へ行ってもメールで連絡もとれる。ホームページの更新やメルマガの発行も海外からできる。日本のどこにいようとも、いや世界中どこでも仕事ができる。

 いや、そんなに舞い上がってはいけない。わたしの仕事はほとんどが「顔を出してナンボ」の世界なのだ。

(2002年6月27日 「Colors of Nature」メールマガジン第287号)

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