オヤジ大学院生として学ぶ(8)

M2院生として修士論文執筆中の2005年10月末。激震が起こります。
研究科長の新川先生、そして今里先生が中心となって文科省「魅力ある大学院イニシアティブ」に応募されていた「ソーシャル・イノベーション研究コースの新設」がなんと採択されたのです。
「地域社会に生起する具体的な公共問題を解決できる実践能力を兼ね備えた行動型研究者の育成」を目的とし、キャンパス外に京町家や農場を「社会実験施設」として設け、そこで新しい実践型の政策研究を展開していこうという野心的な取り組みでした。そして2年間にわたって潤沢な資金がおりてきます。
ここにそのときの「開設にあたって」の文章があります。
http://sosei-si.doshisha.ac.jp/mission/
そして、なんと半年後のコース開設に向けての諸準備を、今里ゼミ、新川ゼミを中心になんとわれわれ院生たちも戦力となって手伝うことになりました。
・賃貸可能な「京町家」や「田畑・農家」を捜すこと。
・コース説明会の開催。
・「ソーシャル・イノベーション研究コース」受験者の確保
・3月に食をテーマにした国際シンポジウムの開催。
などです。11月には何度もミーティングを行って、具体的な諸準備にとりかかりました。(M2はみんな修士論文を抱えながらだったのですが、、、、、)
また、その一方で私の方には、今里先生から「ソーシャル・イノベーション研究コースの新設にあたって3名、任期付の教員(5年任期)を採用するので、その1名として加わってほしい」旨の連絡をうけたのです。(続)

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